1989年当時イギリス領で東洋の真珠と言われた香港とポルトガル領だった澳門(マカオ=)への旅行記です。

1989.6

英国領だった香港とポルトガル領のマカオは、この旅行の年後(1997年6月)に中国に返還されました。

日本から約3時間45分で香港啓徳国際空港へ到着

                                      第一次アヘン戦争
 中国へのアヘンの輸入を規制しようとする清朝政府とイギリスの争いが起こり1839年第一次アヘン戦争が勃発し、1841年にイギリス軍は香港島を占領した。
  そして1842年に締結された南京条約により、香港島はイギリスに永久割譲され英国領となりました。

                                 第二次アヘン戦争
 1856年には第二次アヘン戦争が再発し、1860年に締結された北京条約で九龍半島もイギリスに割譲されたが、さらにイギリスは清政府に迫り1898年から九龍以北、深圳河以南の新九龍及び新界地域の租借に成功し現在に至っていた。
 なお、この地域の租借期限は99年、1997年6月30日午後12時を以って切れることになっていました。

街の中へ着陸
香港の空の玄関「啓徳国際空港」は九龍市の湾に突き出した場所にあり
着陸はビルすれすれの姿勢で空港へ

問題になっている「啓徳国際空港」への発着姿勢の画像を絵葉書などから集めました

ビルの間を飛ぶジャンボですが乗っている時は洗濯物が手に取れるようでした

山の航空関係アンテナすれすれに飛ぶ日航機

市街地上空を急旋回して着陸態勢に入るジャンボ

滑走路上空で地上機が離陸するのを待つジャンボ

民家の屋根の降り立ったような不思議な画像

街の中を歩いていてもビルの隙間から時々上空を掠める旅客機が見えます。

横道へ反れましたが香港見物に戻りましょう

初めての香港 全員ワクワク

 蒸し暑い!

ホテルへ荷物を置いて早速市内見物

6人全員が始めての海外旅行

ビックリ
高層建築の足場が鉄製でなく竹で組まれていることに

九龍城

                          観光客は絶対に近寄るな!
 九龍城砦(ガウロンセンチャイ)当時はここは、香港の法律は適用されず香港の警察官も立ち入ることができなかったため、文字通りの「無法地帯」となり、売春や麻薬、博打などあらゆる裏産業がはびこり、「あらゆる犯罪の巣窟」で「一度迷い込んだら二度と生きて出て来れない場所」などとも言われていました。
    (現在の九龍城砦は香港の中国返還を前に93年に取り壊され、跡地はのどかな公園になっています。)

市内は穏やか

香港へ到着してから数時間たつと何となく緊張も解け、街中が平穏に思えるようになりました

香港島へ

香港島へは九龍からフェリーに乗って対岸へ渡ります

夜景のきれいなヴィクトリヤ・ピーク(553m)へはケーブルカーで登ります

中国のメンソレータムで莫大な財産を築いた人が作った公園

タイガーバームガーデン
ヴィクトリアピークから山道を下ると麓にあります。

中国のメンソレータム「タイガーバーム」
タイガーバームガーデンは、脂薬(あぶらぐすり、脂肪油類に種々の薬物を加えて塗る外用薬、膏薬)の
「万金油」を売り出し、1代で巨万の財産を築いた胡文虎が1935年に作った中国式庭園です。

多くの写真屋がたむろしていて最後にゲートを出るときに仕上げてあるので購入しました

園内の丘の上には、高さ44mの七層のパゴタ(卒塔婆(そとば)が目印に。

              すべてがどぎつく、グロテスク
 庭は、仏教の故事から取ったという怪物、怪鳥、、地獄・極楽、そして、様々の肢体の裸女などが、絵巻物の様に作られています。
 子供の成長に合わせて、教育のために作ったとのことですが、

マカオ(澳門)へ

高速フエリー料金 香港〜澳門間80香港ドル(1440円)

フェリーの中は臭かった
甲板には料理の材料となる鳥類の篭がイッパイ

この部分だけが当時はポルトガル領だった。

聖ポール天主堂跡
1637年に建てられた教会で現在は、正面部分しか残っていない

有名な観音堂

当時は未だ中国との国境に「国境門」があった。

密入国
陸での検問が厳しいので海側から金網を破って夜間、密入国が多いそうだ。
警察は見つけても賄賂をもらい見逃すそうです。

 

澳門は公営ギャンブルが有名で観光名所は余りない。
この観音堂で当日葬儀があり、現地ガイドの湯さんはサービスに丸い桶に入っている死人を見せてくれた!
(ビックリ)
ドッグレース
最初に仲間の一人が大当たりだったので全員が挑戦何レースやっても全員パー
カジノ
1万円を資金に挑戦したが全員1時間でオワリ
現地ガイド湯さん
太平洋戦争当時、日本兵に可愛がられ日本語が達者
宝石加工店
土産に買ったが、帰国後ぜんぜん喜ばれなかった。

初めての海外ツアーなのに日本から添乗員なしでどうにか澳門までも自分たちで切符を買い無事帰ってきました。

香港空港利用税領収書と説明書
空港利用税100香港ドル

免税品引換券

帰りの航空券

ぺニンシュラ・ホテル

          ペニンシュラのマッチ
 軸の長さが10cmもある、お土産に最適なアイテム。2Fの喫茶店に有るらしいが手に入らなかった。

             ブランド品
 最後の日に超高級ホテル・ペニンシュラの2Fのブランド店で買い物
をしましたが店員の無愛想な応対には本当に腹が立った。
 朝早く行ったが既に日本人の女の子が廊下にずらりと並んで入場を待っていました。
 店内では店員の女性が越にぶら下げたリモコンでドアーを開け10人ほどのお客を入店させるとリモコンでドアーを閉めてしまう。
 入店しても商品は壁に展示してあり、欲しい品は番号で注文し手にとって選ぶことは出来ない!
 それでも日本人の女の子はキャーキャー言って50万〜100万円の札を惜しげもなく出し支払っていました。
 全くブランド品の奴隷みたいでした。
 我々も日本を出るとき頼まれたブランド品だけは手に入れて帰らなければならず、怒りを抑えて我慢して品物を手に入れ金を支払って店を出ました。